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仕事を辞めるべきか考える

もう続けられないという状態から、行動できる決断まで。

The case

仕事を辞めるかどうかという決断は、日本では単なる個人の選択以上の重みを持ちます。上司や同僚への影響、チームへの迷惑、そして「辞めること」自体に対する視線。そういったことを考えているうちに、問いそのものを脇に置いてしまいがちです。

しかし、辞めることを考えていること自体は、何かが限界に近づいているサインです。その気持ちをなかったことにして働き続けることは、問題を解決しません。まず、自分が何を感じているかを正確に把握することが出発点になります。

助けになるのは、大きな問いを小さな問いに分けて、順番に答えていくことです。感情的な状態ではないか。一時的な落ち込みか、それとも継続しているものか。解決しようとしたか。燃え尽きていないか。これらに答えていくことで、「辞めたい気持ち」の輪郭が少しずつはっきりしてきます。

この日程は、辞めることを勧めるものでも、留まることを勧めるものでもありません。どちらの選択肢も、流されて選ぶのではなく、意識的に選ぶことができるようにするためのものです。

仕事を辞めるべきか考える

  1. 今、感情的に反応している状態かどうか確認します。 つらい出来事の直後や、査定の後、職場でのトラブルがあった翌日は、この判断をする時ではありません。最近何か具体的なことがあった場合は、少なくとも2週間待ってから続けます。
  2. どのくらいの期間、こう感じているかを確認します。 数週間であれば、一時的な落ち込みかもしれません。ほとんどの仕事にはそういう時期があります。数ヶ月続いているなら、それは別の問題です。
  3. 本当に何が原因なのかを書き出します。 具体的に。仕事の内容、特定の人間関係、成長機会の欠如、給与、価値観のずれ、通勤。漠然とした不満は行動に結びつきにくいものです。
  4. この職場でその問題が解決できる可能性があるか、正直に考えます。 解決されるかどうかではなく、解決できる可能性があるかどうか。答えがノーなら、@6 に進みます。
  5. 実際に解決しようとしたかどうか確認します。 上司に相談する、必要なことを求める、自分の働き方を変える。まだ試していないなら、まずそれをしてから戻ってきます。試した上で @4 に戻ります。
  6. 問題は職場にあるのか、それとも燃え尽きているのかを考えます。 燃え尽き症候群は、職場が合っていないのとよく似て見えます。疲弊していて、気持ちが離れていて、限界に近い状態なら、新しい職場でも半年後に同じ気持ちになる可能性があります。まずそちらに向き合います。
  7. 留まることで失うものを書き出します。 金銭的なことではなく。健康、成長、時間、自分への誠実さ。もう1年この状態が続いたら、どうなるかを正直に。
  8. 辞めることで失うものを書き出します。 収入のギャップ、キャリアへの影響、タイミング、周囲への影響。最悪のシナリオではなく、現実的な見積もりを。
  9. 逃げているのか、向かっているのかを確認します。 どちらも辞める理由として正当です。ただ、次のステップが変わってきます。どちらが動機の中心にあるかを把握しておくことは重要です。
  10. 現実的な選択肢を具体的に描きます。 理想の姿ではなく、実際の姿を。どんな職種で、どんな会社で、だいたいどのくらいの給与で、いつ頃から動けるか。
  11. 決断します。 4つの誠実な選択肢があります。留まって具体的に何かを変える(期限を決めて)、留まって現状を受け入れる(流されるのではなく、意識的な選択として)、計画を立てて辞める、計画なしで辞める。最後の選択肢が正しいこともあります。
  12. 今後2週間以内にすることを一つ決めます。 何を決めたとしても、何かを動かす必要があります。会話、応募、伝えるべきこと、確認すべき数字。

自分流にアレンジ

ここでの最もよくある失敗は、間違った決断をすることではなく、決断をしないことです。辞めることが大変に感じられるから、とりあえず留まるというのも一つの決断ですが、意識的な決断ではありません。#11 は、4つの選択肢のどれを選んでいるか言葉にできるまで、向き合う価値があります。

#4 と #5 は最もよく飛ばされるステップです。この職場で問題が解決できる可能性があり、まだ試していないなら、まだ十分な情報がありません。これは会社への忠誠心の話ではなく、想像ではなく現実に基づいて判断するための話です。

#6 の燃え尽きの確認は、見落としやすいですが、真剣に考える価値があります。見分け方はたいていこうです。別の職場を想像したとき、安堵感が前向きな期待として感じられるか、ただ「ここにいなくてもいい」という感覚かどうか。後者であれば、燃え尽きです。

同じ職場についてこの日程を何度も使っているなら、それ自体に気づいてください。決断に時間がかかることはあります。ただ、何ヶ月かごとに #1 に戻って #11 に辿り着けないでいることは、それ自体が一つの答えです。